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zoom RSS 中山道を歩く 軽井沢宿から坂本宿へ

<<   作成日時 : 2016/10/12 22:22  

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 中山道を歩く旅、今回は群馬県に行ったついでに、碓氷峠を歩いてみることにした。

 JR横川駅から碓氷峠に登り軽井沢へ。軽井沢駅からバスで横川駅に戻るというのがメジャールートであるが、それでは道中ほぼ上りだけになるので、軽井沢から西へ、横川駅を目指すルートにした。
 軽井沢駅は標高939m。横川駅は386m。途中の碓氷峠の標高が約1200mだから、300m上って800m下りることになる。


10月12日(水) 晴れ

 高崎駅から北陸新幹線に乗って、軽井沢駅着午前8時50分。まずは駅前通りを旧軽ロータリー目指して歩き始める。軽井沢は有名観光地ではあるが、平日の早朝のこととて、歩いているのは地元の人と中国人観光客ぐらい。

 20分ほど歩いて、旧軽ロータリー着。ここから斜め上に上がって行く坂道が旧中山道だ。別名・旧軽井沢銀座。両側には観光客向けのお店が並んでいて、休日には相当の混雑が予想されるのだが、この時間はほとんど人通りが無い。

【旧軽銀座】
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 やがて左側に趣のある建物が。元は街道の茶屋だったつるや旅館である。門前には「旧中山道 軽井沢宿」の標柱があった。

【つるや旅館】
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 つるや旅館から先は別荘地帯になる。爽やかな林間の道を進み、二手橋を渡ると結構急な坂道に。しばらく上ると中部北陸自然歩道の標識と共に遊歩道への分かれ道があった。ここから碓氷峠まではこの遊歩道を歩く。ただし、これは大正時代に整備された道であって、旧中山道と一致するかどうかは知らない。

【遊歩道入口】
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 舗装路が終わってもまだまだ別荘地帯は続くのであるが、吊り橋を渡ると途端に道が細くなり、山道歩きになる。人一人がやっと通れる踏み分け道。ただ、斜度はあまりきつくなく、登っていても息は切れない。この辺り、やはり登山道じゃなくて遊歩道だと思う。

【遊歩道というより山道】
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 つるや旅館から歩くこと1時間、見晴らし台に到着。ここは長野県と群馬県の県境で妙義や浅間の山が良く見える。今日は晴れているので眺望も抜群。しばし時を忘れて山の風景に見入る。

【見晴らし台】
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【浅間山】
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 見晴らし台から元来た方向に戻り、舗装道路に合流すると左手の小高い所に熊野神社。群馬と長野の県境にあり、お社や社務所も群馬と長野、それぞれ一か所ずつあるという謎な神社。とりあえずとりあえずお参りをして旅の安全を祈った。

【熊野神社】
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 神社の門前には茶屋が並んでいて、その中の一つ、見晴亭という店に入る。ここは峠の最高地点に位置するまさに「峠の茶屋」。この辺りの名物である「力餅」を頼む。小ぶりの餅がいくつか器に入っていて五百円。トッピングはいろいろ選べるのだが、昼食代わりになるものをと、納豆餅をチョイス。餅は柔らかくても美味かったが、納豆はどこでも売っているパックの品らしかった。

 この茶屋に置いてあった安中市観光協会発行の『旧道日和』というパンフレットはよく出来ている。思わず読みふけっていると、店のお姉さんが「これから坂本まで歩かれるんですか?」と声をかけて来た。「下りだけど三時間くらいかかると思います。お気をつけて」と笑顔で見送ってくれる。こういう旅先でのちょっとした触れ合いはうれしいものだ。

 熊野神社前の舗装路がつきる所が旧中山道の入口。ここは道標も何もないのでわかりにくい。思婦(おもふ)石前の分岐を右へ。少し進むと左。この辺りはちゃんと新しい標識がある。

【中山道入口(真ん中の道)】
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【分岐標識】
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 道はここから下り坂に。「長坂道」との表示があった。ここで、今年購入した膝用のサポーターをつけてみる。膝小僧の下に巻くバンド状のもので、膝のお皿を安定させることによって、主に下りに効果があるとのこと。使用するのは今回が初めて。

 峠から先は街道というよりは完全な山道で、登山道と言った方がいいかも。ただ、「人馬施行所」「化粧水」「陣馬が原」等、松井田町観光協会の建てた看板が随所にあるのが街道らしい所か。

 林間の広場のようになっている所が「山中茶屋跡」。立札によると往事は13軒もの茶屋が並んでいたとか。更に明治期には小学校まで建てられ、児童が25人いたと記されている。今の状態からはちょっと信じられない。

【山中茶屋跡】
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 座頭ころがしという急な坂道を下った所に「一里塚跡」。ただ、軽井沢側の一里塚がどこにあったのかわからないので、一里と言ってもピンと来ない。

【一里塚跡】
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 碓氷峠の関所跡に新しい東屋があった。中には交流ノートがあったので記念に一筆したためておく。それを読むと毎日何人かの往来はあるようだ。

【東屋】
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 坂本宿を一望に見渡せる「覗(のぞき)」と呼ばれる所まで下りて来た。ここから刎石坂(はねいしざか)と呼ばれる難所にかかる。石がごろごろした急坂で歩きにくいことこの上ない。江戸時代の官道なんだから整備しようと思えばできたはずだが、敢えてしていないのは何か理由があるのだろうか。

【覗より見る坂本宿】
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 碓氷峠から山道を歩くこと2時間、やっと舗装路に出た。ここからは国道を坂本宿に向けて歩く。途中で旧信越本線の跡を歩くハイキングコースである「アプトの道」と交差する。こっちの方が歩きやすそうだけど、坂本宿をパスしてしまうことになるので、そのまま国道を歩く。

 午後1時半、坂本宿到着。広い道路が真ん中に走っているせいか、なんだか閑散とした雰囲気。峠を下りた先でのこういう雰囲気の宿場町って見た記憶があるぞ……と思ったら、鈴鹿峠の下の坂下宿がこんな感じだった。あと、中山道では磨針峠の近くの番場宿もこんなんだったなあ。

【坂本宿】
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 宿場内に古い建物はほとんで残っていない。ただ、全体的に長閑な雰囲気で、家並の背景に妙義山が見えるのが印象的だった。

【妙義山】
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 坂本宿を過ぎた所で道路の左側、土手の上に小奇麗なトイレを発見。碓氷峠から下って来て初めての公共トイレじゃないだろうか。駐車場が無いから歩きの人用に用意されたのだと思う。こういう心遣いはありがたい。

 横川駅の近くにある関所跡は門しか残っていない。しかも往事と門の位置が違うという。傍らにベンチがあったのでしばし休息。

【碓氷峠関所跡】
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 時刻は午後2時。ここで今回の街道歩きを終える。山道が多かったから正確な距離はわからないが、軽井沢駅から5時間、15kmぐらいだろうか。
 時間があるので「碓氷峠鉄道文化むら」に寄ってから帰る。午後4時前の電車に乗って、横川から高崎へと向かった。


 こぼれ話をいくつか。

 今回初めて使った膝用サポーター、長い下りでも膝がガクガクならないから確かに効果はある。ただ、筋肉への負担は軽減しないので、翌日以降筋肉痛に悩まされることになるのは一緒だった。

 碓氷峠の山道には「熊に注意!」の看板がいくつも。すれ違うハイキング客も熊鈴をつけている人が多かった。ただ、平日でも歩いている人は多いので、日中はまず大丈夫だと思う。

 軽井沢から坂本宿までの間で、外人のカップル(夫婦?)に二組も出会った。軽井沢という土地柄だからだろうか。「こんにちは〜」と挨拶したらちゃんと「コニチワ」って返って来たのがうれしかった。

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